モンゴルの国民食 “ボーズ” を和風でアレンジ!5つの味で楽しむレシピ集 😊
モンゴル料理と聞いてまず思い浮かぶのは、やはり ボーズ(buuz/ブーズ) ではないでしょうか。
羊肉とシンプルな調味料で包んで蒸す、力強くも温かい味わい。旧正月(ツァガンサル)には家庭でたくさん作られる家庭料理の定番です。

ただ、羊肉が苦手/日本の家庭で羊肉が手に入りにくい方も多いと思います。そこで今回は、牛肉・鶏肉・カレー風味・ナポリタン風・あんこ入り抹茶風 など、和の発想を取り入れたアレンジを加えてみます。お子さんにも楽しんでもらいやすい味も含めました。ぜひご自宅で、モンゴルと日本をつなぐ “包む” 体験を楽しんでみてください。
目次
1. レシピ概要と基本情報 — “本来のボーズ” とは?
ボーズとは?
- モンゴルの蒸し餃子に似た伝統料理。餃子・小籠包とも近縁ですが、肉汁が皮内に閉じ込められている点などが特徴。
- もともとは羊(または羊を主体とする肉)が一般的な材料。
- 家庭で大量に作って冷凍保存する家庭もあり、特に旧正月には不可欠な料理。
- 皮はシンプルに小麦粉+水+塩で作ることが多く、具の味を際立たせます。
蒸し方・注意点
- 蒸し器で 15〜20分 蒸すのが標準的。
- 蒸すときは皮が蒸気でベタつきやすいため、蒸し器の敷き紙や薄く油を敷くとくっつきにくいです。
- 蒸し終えた直後に一度フタを取って軽く風を入れるとつやが出ます。
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2. 和風アレンジのための基本生地(皮)レシピ
まず、皮(生地)作りの基本を示します。扱いやすさを意識したシンプルな配合です。
材料:
- 小麦粉:700g
- ぬるま湯:約280ml
- 塩:小さじ1
手順(皮):
- 小麦粉と塩をボウルに入れ、ぬるま湯を少しずつ加えて混ぜる。
- 手でこねて滑らかな生地にする。
- ラップをかけて20〜30分ほど休ませる。
- 小分けにして丸め、麺棒で薄く丸く伸ばす(中央厚め・縁薄め)。
3. 和風アレンジ具材レシピ 5選
① 牛肉ボーズ(シンプル和風)
材料:
- 牛肉:250g(細かく切る or 挽肉)
- 玉ねぎ:1/2個(みじん切り)
- 塩:小さじ1
- 黒こしょう:小さじ1/2
- 水または肉汁:100mlほど
② カレーボーズ(羊または牛+カレー)
材料:
- 羊肉:150g(牛肉に変更可)
- 玉ねぎ:1/2個
- 塩:小さじ1/4
- 黒こしょう:小さじ1/4
- カレーパウダー:小さじ1
- 水または肉汁:100mlほど
③ 鶏肉ボーズ(あっさり系)
材料:
- 鶏肉:400g(細かく切る or 挽肉)
- 玉ねぎ:1/2個
- 塩:小さじ1
- 黒こしょう:小さじ1/2
- 水または肉汁:100mlほど
④ ナポリタン風ボーズ(洋風)
材料:
- ナポリタンソース:約130g
- ボロニアソーセージ:1本(約335g)
⑤ 抹茶皮のあんこボーズ(デザート風)
皮:
- 小麦粉:200g
- ぬるま湯:80ml
- 抹茶:20g
具:
- あんこ:300g
4. 包み方・蒸し方のコツ 🥟
包み方のスタイル
- 中央に具を置き、ひだを寄せて包む。
- 上を閉じる or 開けて花型にしても◎。
- 蒸し器に並べる際は間隔を開ける。
蒸し方のコツ
- 蒸気が十分立ってから蒸し始める。
- 蒸し時間は15〜20分。抹茶あんこなど甘味系は短め(10〜12分)に。
- フタを一瞬開けて風を入れると皮にツヤが出ます。
5. 食べ方の工夫とアイディア 🎯
- つけだれアレンジ: 醤油+柚子胡椒、柚子ポン酢、ごまだれなど
- 副菜: 和風おひたし・味噌汁・漬物と合わせても◎
- 保存: 蒸す前に冷凍保存可。食べたいときに蒸すだけ!
6. まとめと私たちの想い ✨
ボーズは、モンゴルの家庭料理であり、シンプルな包みの中に文化や家族の温かさが詰まった料理。
日本の食材や調味料を少し加えるだけで、もっと身近で楽しい料理になります。
「ちょっと試してみたい」「家族でワイワイ作ってみたい」
そんな気持ちを応援するレシピになればうれしいです!
🌱リクエストに応じて、ベジタリアン風ボーズ や スープ仕立てボーズ のレシピも今後ご紹介予定です。ぜひお気軽にご意見・ご感想をお寄せくださいね😊
📸ここに「蒸し上がった5種のボーズ」の盛り付け写真があると魅力が伝わります!