【2026年版】モンゴル“本物のシャーマン”体験記🔮祖霊と交わした90分の対話
モンゴルには、いまも静かに息づく「シャーマニズム(精霊・祖霊信仰)」の文化があるのをご存じでしょうか?
あのチンギス・ハーンにも直属のシャーマンがいたと言われており、その歴史は国家よりも古いとも言われます。
そんな本物のシャーマンに会える――と聞いて、私たちはつてをたどって、許可を得たうえで、ある女性シャーマンのもとを訪れることになりました。
面会には“許可”が必要!シャーマン訪問の流れ
まず驚いたのは、シャーマンに会うには「祖霊の許可」が必要だということ。
私たちは、現地ガイドを通して「◯月◯日に面会したい」と伝え、シャーマンが霊界へ確認。
数日後、「動画・写真の撮影不可」「SNS投稿は不可」という条件付きで、無事に許可が下りました。
このプロセスからも分かるように、シャーマンとの面会は観光アクティビティではなく、神聖な儀式への参加なのです。
当日の流れ:ウランバートル郊外から“聖地”へ
前日には、ガイドと共にシャーマンへの手土産として「ウォッカ(日本でいうお神酒)」と菓子を用意。
そして当日、ウランバートル郊外で30代の女性シャーマンと合流し、彼女の案内で雪の積もった山へと向かいました。


車で約1時間。そこは人里離れた聖なる山のふもと。
一棟のゲルが建っており、中にはシャーマンの従者が待っていました。
儀式の始まりと、精霊との交信
ゲルの中に入り、シャーマンの手作りの祭壇に向かってご挨拶。
シャーマニズムは自然信仰・祖霊信仰であり、日本の神道にもどこか通じる考え方があるように思えました。
シャーマンからは、交霊儀式の説明がありました:
- 降ろす霊によって声・性格・性別も変わる
- 猜疑心があると、霊は話をしないこともある
- 儀式の長さに制限はない
これらを理解したうえで、いよいよ儀式が始まります。
精霊が降りた瞬間――その場に宿る、別の“存在”
シャーマンは、悪霊から身を守るための鎧と仮面を身にまとい、太鼓を打ち鳴らします。
そのリズムが激しくなるにつれ、彼女は次第にトランス状態へ。


数分後、太鼓の音が止むと、シャーマンは身震いし、片膝をついて古いモンゴル語で語りはじめました。
その姿は、まるで威厳ある村の長老のよう。さきほどまでの優しい女性とはまるで別人。
降りてきたのは、彼女の何代も前の“お爺さん”だといいます。
「死んだら人はどこへ行くのか?」——永遠に残る“思考の魂”
私は勇気を出して、どうしても聞きたかったことを尋ねました。
「人間は死んだら、どこに行くのでしょうか?」
精霊は静かに答えました:
- 人間には5つの魂がある
→ 骨の魂、血の魂、心臓の魂、脳の魂、思考の魂 - そのうち4つは死とともに消える
- “思考の魂”だけが永遠に残り、成長を続ける
この答えに、私は言葉を失いました。
確かにAI時代、思考をデータ化すれば“思考”は残る。哲学者たちの思考が今も生きているように。
そして興味深いのは、「思考の魂が成長する」という考え。
きっと、シャーマンを通して悩みに触れたり、目に見えない世界を旅する中で、魂も“学び続ける”のでしょう。
これは非科学的でありながら、どこか“科学的”にも聞こえる、不思議な感覚でした。
セッションの終了と、静かな余韻
今回のセッションは約90分。
長いようであっという間に過ぎた、不思議な時間でした。
ゲルを出て、冷たい山の空気に触れた瞬間、私の心には深い静けさと安心感が残っていました。
「答えをもらった」というよりも、
**“誰かにちゃんと聞いてもらえた”**という、癒やしに近い感覚だったのです。
行き方🚗
今回訪れたのは、ウランバートル郊外の山間部。
市内から車で約1〜1.5時間、冬季は雪道のため4WD推奨です。
シャーマンとの面会は完全予約制&紹介制のため、事前に必ずご相談ください。
ご参加にあたっての注意点✅
- シャーマンの言葉を日本語に通訳できるガイドは限られています。
- セッションの所要時間ですが、当日の霊の状態により短縮・延長することもあります。
- 1日スケジュールを開けておくことをおすすめします。
- ガイドの確保とシャーマンの許可取りには時間がかかるため、少なくとも1ヶ月前までにお問い合わせください。
不思議な旅をしたい方へ🌀
このような不思議な体験をしてみたい方は、
まずはツアーの可否を確認するために、こちらからお問い合わせください。
信頼できるシャーマンとの面会を、現地から丁寧にサポートいたします😊
