個人旅行でモンゴルへ行く前に知っておきたい8のこと【2026年版】


個人旅行でモンゴルを訪れる前に知っておきたい物価、チップ、コスト、予約のタイミング、現地ツアー、Wi-Fi、両替、安全対策をQ&A形式で解説。2026年版として最新情報をまとめました。

目次

Q1. 5年前とは大違い!物価について

A. モンゴルの物価は日本のおよそ3分の2程度といわれますが、近年は年間9%前後のインフレが続いており、生活コストは少しずつ上がっています。例えば、5年前に10USDで食べられたキャンプの食事は、現在では15USD前後が一般的です。郊外では専用レストランがほとんどなく、キャンプでの昼食・夕食が中心で15〜20USDが目安となります。ウランバートル市内では10USD前後で食事ができる場合もありますが、モンゴルは内陸国のため食材の多くを輸入に頼っており、陸送コストが加わることで全体的に割高になります。こうした背景を知っておくと「思ったより高い」と感じる場面でも納得がいき、安心して旅行を楽しめるでしょう。宿泊費も観光地によって差があり、テレルジ・ホスタイ・カラコルムといった人気エリアは高めになる傾向があります。


Q2. チップについて

A. モンゴルではチップ文化は必須ではありませんが、観光業では心付けとして渡すのが一般的です。ガイドやドライバーには1日5〜10USD程度が目安。レストランではサービス料込みが多く、特別なおもてなしを受けた際に2〜3USDを渡すと喜ばれます。


Q3. コストについて

A. 個人旅行で「自由に観光したい」とガイドを付けずに動きたい方もいますが、モンゴルのキャンプ間は数km〜数十km離れており、自力での移動は無謀です。食事もキャンプに予約が必要で、時間と場所が限られています。そのためガイドやドライバーも同行し同じ場所で食事を取る必要があります。費用の内訳としては車のレンタル代に加え、ガイド費用、ガイド・ドライバーの食費や宿泊費、さらに宿泊日当が発生。1人旅行では食費×3、宿泊×2程度の追加負担が生じ、コストは割高になります。一方、2名以上なら固定費を分担でき、1人あたりの負担を抑えることが可能です。したがってガイド+ドライバーは「必要経費」と考えるのが現実的で、安全で効率的なモンゴル滞在につながります。


Q4. 現地ツアーの申し込みについて

A. 個人旅行の場合、現地ツアーは出発のひと月前、遅くとも2週間前までに予約するのが安心です。ガイドの人数には限りがあり、直前では希望日に確保できないこともあります。さらに、列車の旅は座席数が限られているため、計画が決まり次第、できるだけ早めに予約を強くおすすめします。


Q5. Wi-Fiやネット環境について

A. ウランバートル市内のホテルやカフェでは無料Wi-Fiが利用でき、通信速度も比較的安定しています。一方で郊外では接続が不安定な場所も多く、キャンプによっては全く使えないこともあります。確実に通信を確保したい場合は、空港で現地SIMカードを購入するか、ポケットWi-Fiを事前に手配しておくと安心です。


Q6. 両替や支払い方法について

A. モンゴルの通貨はトゥグリク(MNT)です。市内の銀行や両替所で日本円から直接両替できますが、郊外では現金調達が難しいため、出発前に十分に用意しておくことが重要です。クレジットカードはVISAが中心で利用可能ですが、アメックス・マスターカード・JCBは取り扱いがほとんどなく、郊外では端末の通信が不安定で決済できないこともしばしばあります。そのため、1日3,000〜5,000円程度の現地通貨を持ち歩くと安心です。


Q7. 格安旅行と安全のバランスについて

A. 個人旅行では「できるだけ安く行きたい」と思う方もいますが、モンゴルでは安さを優先すると安全や快適さに影響することがあります。格安旅行の中にはドライバーとガイドを兼任させてコストを抑えるケースもありますが、不測の事態に柔軟な対応が難しくなるリスクがあります。弊社ではガイドとドライバーを分けて手配し、広大な大地での急な変更やトラブル時にも安全にお客様を誘導できる体制を整えています。費用と安全は常に天秤にかける必要があり、安心して旅を楽しむためには必要経費を惜しまないことが大切です。また、弊社では余分な中間マージンを省き、適正価格でご案内しています。

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